以前「ジャンクションフォルダにアクセスできない。」という記事を書きました。
Windowsのフォルダの中にはジャンクションフォルダ以外にも、デフォルトではアクセスできないフォルダがあります。
先日MicrosoftStoreからアプリをインストールしたので、WindowsAppsフォルダを確認しようとしたらアクセスできませんでした。
アクセスできないのは、ユーザーに触れてほしくない理由があるんだろうけどね。
でもフォルダ内を確認してみたいケースというのもあるわね。
そんな訳で今回は、WindowsApps
にアクセスできない場合の解決方法を紹介します。
WindowsAppsフォルダとは?
WindowsApps
をクリックすると、
「アクセス許可がありません。」と言われます。そこで、指示通りに「続行」を押しますが、
結局アクセスできません。
WindowsAppsフォルダとは?
WindowsApps
は、C:¥Program Filse\WindowsAppsにあります。
WindowsApps
フォルダには、Windowsにプリインストールされているアプリや、Microsoft Storeからインストールされたアプリが保存されています。
そんなアプリの中には、Windowsの動作にかかわる重要なアプリもありますので、間違って操作できないようにアクセスが制限されています。
ほかのフォルダと違って、半透明になってるわね。
WindowsAppsフォルダにアクセスする方法
Googleで検索してみると、真っ先に、今はやりのAIの解答が出ますが、まったく当てになりません。
そのほかパソコン・ソフトウェアメーカーの解答にも通用しないものが多かったので、必ずできる方法を紹介します。
フォルダの共有を設定しても、個別にアクセス許可を設定してもアクセスできなかった。
この操作でWindowsApps
にアクセスはできますが、以前私が経験したように、MicrosoftStoreが開かなくなるなどのトラブルの原因になる可能性があります。特段アクセスする必要がない限りあえて操作しなほうがいいと思います。
操作するなら自己責任でお願いしますね。
所有者の変更
WindowsApps
にアクセスするためには、フォルダの所有者を変更する必要があります。
WindowsApps
の所有者はTrustedInstallerです。
TrustedInstallerはWindowsシステム内の最高権力者で、Administrator(管理者)よりも上位の権力を持っています。Windowsは、動作にかかわる重要なフォルダ(ファイル)にはTrustedInstallerに所有権を与え、むやみに変更・削除できないようにパソコンを保護しています。
なのでWindowsApps
はAdministratorでもアクセスできません。
そこで、WindowsApps
にアクセスするためにはフォルダの所有者を変更します。
まずWindowsApps
を右クリックし、プロパティを選択、
WindowsApps
のプロパティが開いたら、「セキュリティ」タブから詳細設定をクリック、
セキュリティの詳細画面が開いたら、所有者の欄の変更をクリック、
ユーザーまたはグループの選択画面から、詳細設定をクリック、
すると、ユーザーの検索画面が表示されますので、検索をクリック、
すると、下のボックスにユーザーの一覧が表示されますので、対象のユーザー*注を選択し、OKを押します。
*注 ここで選択するユーザーは、C:¥ユーザー\ユーザー名でもいいし、無ければusersでもいいです。
すると所有者が変更され、セキュリティの詳細画面に戻りますので、「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れ、下の適用ボタンを押します。
これで、WindowsApps内のフォルダやファイルの所有者がすべて変更したユーザーに書き換えられます。
書き換えが終了するまでしばらく待ちます。すると、
最終確認の画面が出るので、OKを押して完了です。
まとめ
所有者がTrustedInstallerのフォルダは、Windowsの動作にかかわる重要なアプリを格納したフォルダなので、よほどの理由がない限り変更しないほうがいいと思います。
私のように、MicrosoftStoreが開かなくなったり、ターミナルが開かなくこともあるようです。
なので操作は慎重に、あくまで自己責任でお願いしますね。
今回はWindowsApps
にアクセスする方法を説明しました。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。
それでは
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