PHPバージョンの互換性をチェックするプラグインPHP Compatibility Checker

wordpressの大部分はスクリプト言語PHPで構成されています。

はるこ

プラグインやテーマもたくさんのPHPファイルで作られているわ。

PHPも常に進化しており、頻繁にバージョンアップされています。

けーさん

2024年2月最新のPHPバージョンは8.3.0ですね。

サイトのセキュリティや表示速度の面から、常に最新のバージョンを利用するのが理想なんですが、サーバーのPHPバージョンやテーマ、プラグインのバージョンがいつも同じようにバージョンアップできているとは限りません。

そのため時には各々のバージョン違いにより不具合が発生することもあります。

そこで今回は、PHPバージョンの違いによるサイトトラブルを回避するプラグインPHP Compatibility Checkerを紹介します。

目次

PHPバージョンの確認

プラグインをインストールする前に、使っているサーバーのPHPバージョンを確認しておいてください。

テーマにSWELLを使っている場合は、wordpressのダッシュボード⇒ホーム画面のサイト情報にPHPバージョンが表示されています。

そのほかの場合は、ダッシュボード⇒ツール⇒サイトヘルス⇒情報⇒サーバーから確認できます。

PHPバージョンの変更

またPHPバージョンを変更するには、お使いのサーバーパネルから行います。

ここでは私の使っているXserverで説明します。

Xserverのサーバーパネルにログインし、サーバーパネルの画面から「PHP VER切替」をクリック、

次にPHPバージョンを変更したいサイトを選び「選択する」をクリック、

続いて、PHPバージョンのプルダウン一覧から変更したいバージョンを選択し、変更ボタンをクリック、

しばらくすると、

上図の画面が出てPHPバージョンの変更は完了です。

はるこ

PHPバージョンの変更は必ずしもうまくいくとは限りませんので慎重にね。

けーさん

実は私もver7.4.33からver8.1.22に変更したらサイトが表示されなくなった。

PHP Compatibility Checkerのインストール

PHP Compatibility Checkerをインストールするには、wordpressのダッシュボード⇒プラグイン⇒新規プラグインの追加とたどり、プラグイン検索ボックスに「PHP Compatibility Checker」と入力します。

プラグインが表示されたら、今すぐインストールをクリック、しばらくすると有効化ボタンに変わりますので、そこをクリックすればインストールの完了です。

インストール後、ダッシュボード⇒ツールの中に「PHP Compatibility Checker」の項目が追加されます。

PHP Compatibility Checkerの使い方

ダッシュボード⇒ツール⇒PHP Compatibility Checkerとたどり、設定画面を開きます。

設定画面のPlugin/Themes Statusにある

  • Only scan active plugins and theme(有効化しているプラグインとテーマ)
  • Scan all plugins and themes(すべてのプラグインとテーマ)

この2種類のラジオボタンのどちらかにチェックを入れるんですが、通常はOnly scan…の方にチェックをします。

はるこ

インストールしているプラグインとテーマ全部を検査したい方は、下のScan allをチェックしてください。

チェックを入れたら、下のScan siteをクリックします。

すると、それぞれ互換性のチェックが行われ、結果が表示されます。

結果が正常な場合は、

上図のようにプラグインに互換性のあるPHPバージョンの一覧が表示されます。

互換性に問題がある場合は、

Response status:failded(または404、400)と表示され、wordpressとプラグインのどちらか(あるいは両方)にPHPバージョンの互換性に問題があることを確認できます。

問題があれば、まずwordpressのバージョンを確認し、プラグインの更新を試みます。

以上がPHP Compatibility Checkerの使い方です。

注意

ただし、注意したいのはプラグインの中でもRinkerのようにwordpressに承認されていないプラグインは、Failedとか404となります。

はるこ

使っていて問題ないプラグインならこの結果を気にしなくてもいいと思います。

また、テーマでもwordpress公認のテーマでない場合はやはりFailedとなります。私の使っているSWELLも400を返されました。

けーさん

cocoon、XWRIGHT、SWELLや他の有料テーマも400、404を返されるけど問題ないです。

まとめ

wordpressサイトの不具合の原因として、サーバーやテーマ、プラグインなどのPHPバージョンの互換性によることがよくあります。

PHPバージョンは最新のものほどセキュリティ面でも優れてはいるんですが、時には最新のPHPを利用したことで思わぬ不具合に遭遇することもあります。

そんな時はこのプラグインPHP Compatibility Checkerが役に立つんではないでしょうか。

今回は以上です。

この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

それでは

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