Flying Scriptsでどれだけサイトスコアを上げることができるのか?

PageSpeed Insightsのモバイルスコアが悪くて苦戦しています。

PageSpeed Insightsの分析結果によると、スコアを悪くしている第一の原因は、不要なJavaScriptにあると指摘されました。

それで前回の記事でも書いたように、2つのJavaScriptを削除してみたんですがスコアは41どまりです。

もう少しでもスコアアップさせたいので、今回はJavaScriptを読み飛ばすプラグインFlying Scriptsを使って試してみます。

目次

Flying Scriptsの使い方

正確にはFlying Scripts by WP Speed Mattersですが、長たらしいのでここではFlying Scriptsとしています。

Flying Scriptsは、

フライング スクリプトは、ユーザーのアクティビティがなくなるまで JavaScript の実行を遅らせます。遅延させる JavaScript を含めるキーワードを指定できます。ユーザーアクティビティがないときにJavaScriptを実行するタイムアウトもあります。

by Flying Scripts

というプラグインで、その効果は、

JavaScript はリソースを非常に大量に消費します。重要ではない JavaScript (最初のレンダリングには必要ない) の実行を遅らせることで、重要な JavaScript ファイルに優先順位を付け、より多くのリソースを割り当てることになります。これにより、レンダリング時間、インタラクティブまでの時間、最初の CPU アイドル時間、潜在的な最大入力遅延などが短縮されます。これにより、ブラウザへの初期ペイロードも削減されます。

by Flying Scripts

と言うことです。

けーさん

英語の直訳なのでわかりにくい表現ですが、簡単に言うと、指定したJavaScriptを読み飛ばして、サイトの初期表示スピードを向上させるプラグインです。

はるこ

JavaScriptを削除するわけではないので、利用するのも安心感がありますね。

Flying Scriptsのインストール

wordpressのダッシュボード⇒「プラグイン」⇒「新規追加」を開きます。

「プラグイン追加」画面の検索ボックスに「Flying Scripts」と入力します。

Flying Scriptsが表示されたら、今すぐインストールをクリック、インストールが終わったら続いて、有効化ボタンをクリックしてください。

Flying Scriptsの設定

ダッシュボード⇒設定⇒「Flying Scripts」と辿ると設定画面が開きます。

設定と言っても、include Keywordsのボックスに、読み飛ばせたいJavaScriptを登録するだけです。

その他はデフォルトのままでいいです。

include Keywordsの選択

include Keywordsのボックスに書き込むJavaScriptは、

  • PageSpeed Insightsの分析結果で指定された、不要なJavaScript
  • デベロッパーツールのガバレッジに表示された上位のJavaScript

を参考にするのが良いと思います。

PageSpeed Insightsとデベロッパーツールの使い方については前回の記事を参照してください。

私のサイトの場合、

  • recaptcha_ja.js
  • sdk.js(facebookのjs)
  • adsbygoogle.js(adsenseのjs)
  • jquery.min.js
  • swiper.min.js(SWELLの記事スライダー)
  • gtag.js(アナリティクスのjs)

などがinclude Keywordsのボックスに登録するJavaScriptの候補になります。

はるこ

jsの登録は、部分一致でも有効なようだけど、できれば正確に描いた方が確実かな。

検証

まず前回の記事で削除した、recaptcha_ja.jsとFacebookのsdk.jsを登録してみます。

【プラグイン登録前】

パフォーマンススコアは32、削除できる時間は4.0sになっています。

【プラグイン登録後】

パフォーマンススコアは36、削除により短縮できる時間は4.15sです。

けーさん

パフォーマンススコアは+4上がりましたが、短縮できる時間は逆に少しばかり増えています。

すべて登録してみた

先ほどのJavaScriptの候補をすべて登録してテストします。

すべて登録してテストした結果、パフォーマンススコアは+7、短縮できる時間は約-1sとなりました。

検証結果

Flying Scriptsに除外候補のJavaScriptをすべて登録してみた結果、

Flying Scripts利用前
Flying Scripts設定後
  • パフォーマンススコア 32
  • 短縮できる時間    4.0s
  • パフォーマンススコア 39
  • 短縮できる時間    3.15s

以上のように劇的にスコアアップしたような感じはありませんが、確かにサイト表示速度を上げる効果はあったようです。

また、アドセンス広告は表示されていますが、SWELLの記事スライダーは表示されなくなりました。

はるこ

登録するJavaScriptによっては、表示がおかしくなると言うことですね。

まとめ

「不要なJavaScriptを削除」で検索すると必ず紹介されるプラグインFlying Scriptsですが、私のサイトでは劇的と言えるほどの効果はありませんでした。

けーさん

前回の記事でテストした、reCAPTCHAとFacebookのリンクを解除した方が効果が大きかったです。

SWELLの記事スライダーのように表示されなくなることもあるし、アドセンスやアナリティクスへの悪影響も考えられますので、このプラグインは個人的には必要ないとの判断になりました。

けーさん

アドセンスについては別の手段を検討しています。

あくまで個人的な意見ですし、サイトによっては効果が見られるかもしれません。

一度試してみる価値はあると思います。ご参考に。

今回は以上です。

この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

それでは

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