KENWOODのKH-M500を2年半愛用してました。
ところが最近、バッテリーの劣化が進み充電能力が落ちてきたのと、音声が聞き取りにくくなってきた(音量が小さくなった)ので買い替えることにしました。
マイク付近のゴムも捲れてきた。
そこで次に選んだのは、もちろんKENWOODです。
ただ、KH-M500はもちろん気に入っていたんですが、同じ買い替えるなら以前から気になっていたワンランク上のKH-M700を選択してみました。
今回はKH-M700のレビューと、KH-M500との違いと、どちらを選ぶべきかについて書いてみます。
KH-M500とKH-M700のスペック
KH-M500もKH-M700も見た目はおんなじですね。
では何が違うのか価格、機能などを比較してみました。
KH-M500 | KH-M700 | |
---|---|---|
価格*注 | 6,245円 | 8,909円 |
2台の機器に同時に接続できるマルチポイント | ||
Bluetooth規格 Ver.5.0/Power Class1 | ||
アクティブノイズキャンセル機能 | ||
口径10.4mm高磁力ネオジウムドライバーユニット | ||
約7時間の連続通話 | ||
フレキシブルイヤーフック | ||
高性能MEMSマイク、Qualcomm®cVc™テクノロジー | ||
生活防水 | ||
本体カラー2色 | (白と黒) | (黒のみ) |
*注 価格は、2023年12月現在のAmazon参考価格です。
以上がカタログスペックによるKH-M500とKH-M700の違いです。
主な違いは、ノイズキャンセリング機能とフレキシブルイヤーピースの有無です。
ノイズキャンセリングとは
ノイズキャンセリングは、外部の騒音を遮断して聞きたい音源をよりクリアにする機能ですが、その仕組みにより2種類あります。
パッシブノイズキャンセリング(PNC)とアクティブノイズキャンセリング(ANC)です。
PNCは、イヤーピースやヘッドホンのイヤーパッドの素材や構造を工夫することで耳の隙間を塞ぎ、周りのノイズを遮断する仕組みです。
一方ANCは、ノイズの波形と逆位相の波形を電気回路で作り出し、ノイズの波形にぶつけて相殺する仕組みです。
効果のほどは別にして、ANCは技術的にもコスト的にもPNCよりは高くなるわ。
KENWOODが採用しているのはアクティブノイズキャンセリング(ANC)です。
フレキシブルイヤーピース
フレキシブルイヤーピースとは、(なんだか大袈裟な名称ですけど)ようするに形状を利用者の好みに合わせて自由に変えられるイヤーフックですね。
イヤーフックを使わない人には、あまり必要のない機能ですが。
実際どうなの?
カタログスペックの違いは以上ですが、実際使ってみての差はどんなもんでしょうか?
まずはAmazonの購入者によるレビューを見てみましょう。
レビュー
過去一年の間に2回買い替えました。最初は200。
KH-M700 AMAZONレビュー
本体が重く、マイク角度が保てません。音質も他社製品に比べると良いと思いましたが、高音域が不十分でした。それで500に買い替え。
スペック、その他諸々は700とほぼ一緒。ノイズキャンセリング等の機能が必要ない方には500が割安でオススメです。ただ、この手のもの不思議と無くしやすいんですよね。2ヶ月ほどで失いました。同じ500でも良かったんですが、2000円程度の差でしたので700に買い替えました。
使い心地、音質、音量ともに抜群です。まあ500も同じだったんですが。
唯一の違いは耳掛けリング。素材がフレクシブル素材になったようで、耳の形状に合わせてぐにゃぐにゃといかようにも形状変化させることができます。しかしコスパ的には500が良いと今でも思います。
片耳ワイヤレスイヤホンというあまりメジャーではないジャンルですが、性能は抜群。なにより通話はクリアに聞こえるし、相手にも自分の声が綺麗に伝わる。
外で雑音が多い中でも通話は普通の声で伝わるのはとてもありがたい。片耳が開放されているのである意味ノイキャンが効いているのかどうかわからないのだが、通話でノイキャンのオンオフを試してみるとその効果が
わかる。
ただノイキャンをオンにしておくと、通話以外の通常の通知(例えばラインとかショートメッセージが来たときとかの通知)がスマホに来る度に一瞬だけノイキャンが発動して違和感を受ける。通話とそれ以外を分けられなかったのかなとも思う。
装着は問題無い。個人的にはフレキシブルイヤーフックは必要なかった。あくまで個人的には。イヤーピースのみでしっかりと装着出来る。頭を振っても落ちず。サイズが違うイヤーピースが付属しているので自分に合うピースを選べる。最近のワイヤレスイヤホンでは普通の事だが改めて
ありがたいと思う。ただ一つ欠点というか改善というか変えてほしい点を言うとすればボタンが若干堅い。あくまで若干でかつ個体差かもしれない。
総合的に非常に良い感じの片耳ワイヤレスイヤホンになっている。両耳のTWSでも片耳使用が可能なのはあると思うし、そういうのを購入して状況に応じて片耳だけで使えばいいのかもしれないが、通話性能とか待ち受け時間等を考慮してこの片耳専門のワイヤレスイヤホンはとても良い製品だと思った。
KH-M700 AMAZONレビュー
AmazonのKH-M700のレビューですが、比較的好評のようです。
でもノイズキャンセル以外KH-M500との差がさほど感じられないと言う感想が多いわね。
私が実際に使ってみた感想です。
続いては、私が実際に使ってみた正直な感想です。
ノイズキャンセリング機能は?
私も車の中とか船の中など騒音の多いい場所で視聴しているんですが、ノイズキャンセリングの効果をあまり感じたことはありません。
通話音は多少クリアになる感じですが、YouTubeやPodCastなどの音はほとんど変わらない気がします。
また、ノイズキャンセリングがONの時はバッテリーの減り方が早いです。通常の倍くらいのスピードでバッテリーが減る感じ。
なので、通話時以外では必ずノイズキャンセリングをOFFにするよう気を付けたほうがいいです。
フレキシブルイヤーピースは?
私はフックのないイヤーピースしか使わないので、まったく必要のない部品です。
ただハンズフリーイヤホンを装着して運動する方には便利かもしれません。
音量・音質
KH500のデメリットと感じていたのは、少し音量不足であること。
アナウンス音も通話音量も最大にしても、もう少しボリュームが欲しいと感じていました。
それに比べて、KH-M700の音量は過不足なく丁度いい気がします。
音質はKH-M500もKH-M700も最高ですね。特に受話音は生音に近く、通話相手も声が聞きやすいと言われます。
音質はさすがに音響メーカーのKENWOODだけあって、2~3千円クラスのヘッドセットより上質ですよ。
どちらがおすすめ?
KH-M700の売り(特徴)はノイズキャンセリング機能ですが、個人的にはその効果を感じられません。
音量に関しては、2年前のKH-M500が少し不足していたんですが、最新の機種は改良されている可能性もあります。
なので価格差を考慮すると、KH-M500がおすすめです。
「ノイズキャンセリング機能を体験してみたい、またはフレキシブルイヤーピースが必要だ。」と思う方はKH-M700を選んでもいいかと。
2機種の2,500円ほどの価格差を高いとみるか、安いとみるかは個人差があると思うわ。
まずはKH-M500を体験してみて、1~2年後にKH-M700に変えてもいいかと思います。
片耳ヘッドセットKENWOODのKH-M500とKH-M700との購入で悩んでいる方は参考にしてください。
今回は以上です。
それでは
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