ヤフオクなら3万円まででも買えるよく鳴るビンテージギター

みなさん、ギター弾いてますか?

今回は、今まで私が出会ったアコースティックギターについて、いろいろご紹介していきます。

時には大手楽器店からも直接新品購入したり、リサイクルショップで手にいれたり、はたまたゴミ処理場で拾い上げたりしていましたが、

メインはヤフオクでした。

毎日毎日、オークションサイトを目を皿のようにして見渡し、興味のあるギターをいかに安く手に入れるか考えながら、私のベストパートナーに出会うため、数々のギターを売買してきました。

おかげで、オークションにもある程度精通できましたし、ギターのメンテナンスの勉強にもなりました。

今まで、出会ったギターたちは100本以上にはなると思います。

それぞれ、実際に弾いてみて感激したギターや、評判とは違いガッカリしたギターなどありました。

あくまで、ギター好きな素人の感想ですが、ご参考にして頂ければ幸いです。


それでは、主だったメーカーごとにご紹介して行きます。

付け加えておきますが、アコギの弦はほとんどマーチンのライトゲージをはって弾いており、フィンガーピッキングがメインです。
目次

春日ギター(K.cuntory)

春日楽器は創業昭和9年の歴史ある楽器メーカーです。なんと昭和の民社党委員長春日一幸氏が設立してます。

私が手にしたのは、K.cuntoryのHC-400、600、650とD-400です。

HC-400

ヤフオクで2万円くらいで購入、製造は1970年代でした。ブリッジ付近が若干膨らみ気味で弦高がやや高めでしたので、ナットとサドルで6弦12Fで3.0mmくらいに調整。

・ボディートップは米杉(シダー)単板

・サイドバックはローズウッドの合板という作りです。

K.countryのHCシリーズはハンドクラフトの頭文字をつけたシリーズで、一番低価格のモデルHC-400も丁寧に作り込まれてあるギターでした。

サイドバックも合板とはいえ、非常にきれいな木目のローズウッドを使用しており、当時の定価は4万円ですが現在の価値に直すと2倍はすると思います。

音は、低音も少し硬いが、迫力があり高音にかけてバランス良く鳴りました。ただ高音はあまり伸びが少ない印象です。

HC-600

こちらも1970年代製造のギターで、

・トップには目の詰まったスプルース単板

・サイド&バックにはローズウッドの合板という作りです。

バックは当時流行りの3ピースになっております。

ヤフオクで手に入れ状態も良かったです。音は、何故かHC-400ほどの低音が出ませんでした。高音はさすがに伸びが有りましたが、3ピースバックの影響なのかもしれません。

HC-650

このギターは上記2本とは違いギャラガーのコピーモデルです。

ヘッドの形はギャラガーそのもので、ボヂィーの肩のあたりが少し幅広く角ばった感じでした。ピックガードも独特な形です。

音はこのギターが一番良くなりました。ボディー形状からくるものなのか、低音にはお腹に響くくらいの迫力があり、コードを鳴らすと、若干高音が埋もれてしまうくらいでした。ロックには合うかなと思います。

D-400

こちらも1970年代後半のギターで、

・トップエゾ松、

・サイド&バックローズウッド

のオール合板です。

バックは3ピースですが、D-45風の派手な装飾に目を引かれヤフオクで落札してしまいました。

指板とボディートップのバインディング、サウンドホールにキレイなアヴァロンインレイが施されていました。

音は、見た目とは裏腹に少し残念な鳴りでした。当時の見栄張る君にはちょうどいいギターだったのかも知れません。

その他、K.countryシリーズには、HC-1000、1500、2000など高級なものも有りますが、滅多に見つからない稀少性から高額になり過ぎて購入しませんでした。

KASUGAにはほかにもBGシリーズがありますが、こちらも評判が良くなかなかヤフオクでは見つからず手にしておりませんが、いずれは弾いてみたいギターの一つです。

Suzuki Three S(鈴木バイオリン)

こちらのメーカーも創業は古く、春日楽器より少し先輩の老舗で、当初はバイオリンを製造しておりました。

木曽鈴木というブランドの兄弟会社もありますが、ギターの評判はこちらの鈴木バイオリンに軍配が上がります。木曽鈴木は初心者向けの廉価なギターを多数販売していたイメージが有ります。

鈴木バイオリンはThree Sシリーズが有名でその作りや鳴りに定評がありました。

私が実際に手にしたのは、W-300、400、500です。

W-300

鈴木Three S出始めて手にしたギターです。

・トップはスプルース、

・サイド&バックはローズウッド

のオール合板でしたが、程度の悪い単板よりいい音がしました。ヘッドにはトーチインレイが施され高級感を醸し出していました。

このシリーズには前期、後期によってデザインの異なる個体が存在します。私が購入したのは後期型の様です。

低音は迫力には欠けるものの、柔らかさが有り、どちらかと言えば中音域が強調されたギターでした。何か温もりを感じさせるような音です。

コードストロークよりも、フィンガーピッキングでつま弾きたいギターでした。

W-400

こちらは

・トップがスプルース単板、

・サイド&バックはローズウッドの合板

が使われたギターです。

バックは3ピースで指板とトップのバインディングにはアヴァロンインレイが施され見た目もキレイでした。

音は、私の知るThree Sの中では一番よく鳴ってました。低音はほど良く鳴り、中高音のバランスも良かったのですが、トップの材が薄いからかブレージングのせいか、ブリッジのあたりで膨らんでました。

トラスロッドも前の所有者が、限界まで回してあったのでサドルを出来るだけ削ってみましたが、それでも6弦12Fで3.5mmの弦高が有りました。

音はいいけど少し弾きづらい、そんなギターです。

まあ鳴るギターの宿命の様なものですけど、丈夫さを取れば音が犠牲になるし、音を追求すればとてももろく繊細な物になります。

W-500

三番目のThree Sはその見た目が人気になっていたW-500です。D-45のような豪華な装飾を施していました。

私も見た目につられて購入しましたが、サウンドホール上部のネックとの繋ぎ目辺りに割れが有り、補修してありましたので、比較的安く落札できました。

私の経験上、ギターの割れをとても気にされる方が多いと思いますが、しっかりと補修されたギターであれば、さほどというか、ほぼ音に影響はないと思います。

ただ、見た目を気にされる方が多く、こういう訳ありギターは、思わぬ安値で購入できますので、深刻なダメージを負ってない限りは、そういう個体を狙うのも面白いと思いますよ。

肝心のW-500の音ですが、少し残念な鳴りでした。高音はまずまず伸びのある鳴りをしてましたが、低音に全く迫力がなく私的には、鳴らないギターの部類でした。

鈴木のトルバドールが一時期人気になりヤフオクでも高値を付けてましたが、私には手が出せませんでした。

マーチンのOサイズのギターでヘッドがクラシックギターのようなスロッテドヘッドになっているなど、特徴的なギターですけど、コレクター向きのような気がします。

最後に

まだまだ、ジャパンビンテージギターコレクションの話は続きますが、今回はこの辺で。

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