本音で語るMartinマーチンの事(ブランド名に惑わされないために)

Martinは、ギター弾きなら誰もが一度は憧れる、アコースティックギターのトップブランドです。

私も今まで数本所有していました。

今まで弾いたMartin
  • D-28
  • D-35
  • HD-28
  • HD-28V
  • D-18
  • OOO-28

ほとんどはヤフオクで処分して、今手元にあるのはHD-28Vだけです。

けーさん

弾いてみたMartinの中で、一番のお気に入りがHD-28Vでした。

さすがにD-45やゴールデンエラ、マーキスなどの高級機は経験がありません。

けーさん

高額すぎて手が出ないというのが本音ですが。

今回はそのMartinについて、良いとこ悪いとこを含め、私の経験から本音を語りたいと思います。

目次

マーチンはどこで買う?

私が初めて、マーチンを購入したのは20年前くらいで某有名楽器店の通販サイトでした。

取り合えずマーチンのスタンダードD-28の新品を当時22万円ほどで購入しました。新品のギターケース付きです。

高額な買い物ですから、本来なら実際に楽器店の出向いて実際にギターを手にして、いくつかのD-28を試奏させてもらいながら、自分が気に入ったものを買うのが理想ですが、

私の住んでるところは田舎ですので、大手楽器店に行くだけでも大変でした。東京、大阪辺りにお住まいの方なら、比較的身近にそういった楽器店を見つけることができると思います。

たとえ私のような住環境であったとしても、労力を惜しまず時間をかけて、実際にギターに触れてみて購入するべきです。

後悔しました

私は、お店の店員さんとのコミュニケーションが煩わしいのと、通販でも大手楽器店だとアフターフォローも心配ないと思い簡単に決めてしまいましたが、後悔してます。

なぜなら、22万円のギターが私の理想(願望かな?)とは少し違って、あまりいい鳴り方をしてくれなかったからです。

実際2年後には半額くらいで同じ楽器店に買い取ってもらいました。ならないマーチンを2年間弾くだけで10万円ほど払ったことに
なります。

通販がすべて悪いとは言いませんが、高価な楽器はやはり実際に自身の手で触れてみて、時間をかけて試奏しながらじっくり選んだほうが後々後悔することも少ないと思います。

練習用に低価格の(2~3万円クラス)ギターを買うとか、金銭的に余裕が有って、いくらでも買い替えができる方なら手軽な通販でもいいとは思います。

楽器店選び

アコースティックギターを販売している楽器店はたくさんあります。大手有名楽器店なら価格も比較的安く購入できますし、買った後のフォローにも安心感が有ります。

でも、私がおすすめするのは、自社でリペア(修理、メンテナンス)できるアコギの専門店です。

ドルフィンギター
(全国展開している有名店、取り扱い数も多い。)
バナナムーン
(リペアには定評あり、プロミュージシャン御用達、工房は静岡県です。)
Odeyssey
(こちらも全国展開しており、リペア実績が豊富、
アコギの聖地岐阜県です。)

以下三軒は販売よりリペア専門ですが、

Sound river
(こちらは、兵庫県の会社でリペアが主体。)
Woody Bluse
(こちらも、アコギの聖地岐阜の業者)
柾目ウッドメーカー
(ここは、私も利用していたお店ですが、
リペアグッズが豊富にあります。)

価格はやはり大手楽器店よりは高めになりますが、その分ギターを購入する際には的確なアドバイスをしてもらえますし、購入後メンテナンスするにも、修理や改造するにも安心して任せられます。

ギターは一本一本鳴り方も、手触りも違うものです。弾き込んでいくと、どこかしら自分に合うように手直ししたくなります。(私は、たいていの修理、補修は自分でしますけど)

そんな時は、やはり専門店が安心ですよ。購入したギターを自分好みに育てていくのも、アコギ好きの醍醐味ではあります。

それでも大手で買いたい人は通販にも対応する、

イケベ楽器

クロサワ楽器店

石橋楽器店

などが有名でおススメです。

マーチンのどれを買うか

私が今まで購入し、実際に弾いたことのあるマーチンは、

D-18(1980年代)
D-28(新品、1970年代後半、1980年代前半)
D-35(1970年代後半、1980年代前半)
HD-28V(2008年)
ooo-28(2010年くらい)
です。

個人的に一番のお気に入りは、HD-28Vでした。

ビンテージのマーチンD-28の復刻版ですが、ブレーシング(ギターのトップ板を補強する力木の事)が通常のD-28と違い、スキャロップドブレージング(削り込んだブレーシング)とフォワードシフテッドブレーシング(X型ブレーシングがサウンドホールに近い)を採用してあるので、

その音は通常のD-28と全く違い、とても良く鳴ります。奥深くズッシリ来る低音と、キラキラし過ぎず適度にサスティーンの聞いた高音が絶妙のバランスを保ってます。

その次に良かったのは、D-35でした。

D-28D-45の中間的な位置づけで、ボディーバックが3ピースになっているので、あまり評価されてないギターですけど実際に弾いてみると、低音もそこそこ鳴るしどちらかというと全体のバランスが良く、甘い響き方(柔らかい音とでも言いますか。)をするギターで弾いてて気持ちいいです。

ギターは製造年月日によっても使われる材が異なりますし、製作者も違いますから型番によって一概には断定できませんが私が経験した中では、HD-28VD-35がおすすめです。

後、付け加えておきますと新品にこだわらないのでしたら、
中古の程度の良いマーチンがおすすめですよ。

中古と言っても1960年代とかではなく2000年代がとくに
いいと思います。1970年1980年のビンテージもいいですけど
2000年代のマーチンはなぜか割安で手に入ることが多いです。

よく、ギターは弾き込んである方がいいとか、古いものの方が
木が乾燥していてよく鳴るとか言いますけど、私は古くても
新しくても、「鳴るギターは初めから鳴る。」と思ってます。

ビンテージ物に高値が付くのはコレクターの幻想のせいだと
思ってます。あまりに古くてコンディションが悪いと鳴りません。
音程もよくありません。

もう一度言います。中古の2000年代のマーチンがねらい目ですよ。

マーチンにはこの他に、D-17D-16D-15Xシリーズロードシリーズなどあり、価格もリーゾナブルですけどあまりおすすめしません。

マーチンというロゴが付いていればいいという方には敢えて止めはしませんけど、ハッキリ言ってしまえば、その値段だったら国産ギターの方が確実に鳴ります。

上を見ればキリがない

予算がいくらでもあるのでしたら、D-42D-45Authentic、Golden Era、Marquisシリーズを選べば間違いないでしょうけど、私には手の届きそうにもない高価なギターです。

778万円のD-45S Authentic 1936 Aged

このくらいの価格(100万円以上のクラス)になりますと、音よりもコレクション的な意味合いが強いと思います。とは言いながら、いつかは自分もその所有欲を満たしてみたいと夢見てます。

マーチンで一般的に手に入れられる予算が20~30万円くらいだとしたら、中古で程度のいいD-18、D-28、D-35、HD-28、HD-28V、ooo-28あたりを狙ってみて下さい。

いつかは弾いてみたいマーチン

最後に私自身が弾いてみたいマーチンの型番を上げときます。

D-42
D-45
OM-42
トップ板がアディロンダックのマーチン
バックがハカランダ単板のマーチン

どれも高額で、なかなか手が出ませんが、コツコツと小遣い貯めていずれは手に入れようと考えてます。

もし手に入ったらここでまたご紹介しますね。

それでは

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次