こんにちは
私の妻が中国人である関係上、中国への国際送金をよくしています。
初めにお断りしておきます。この記事は、国際送金の中でも私が実際に利用している日本⇒中国の送金をもとに書いています。ですから他の国への送金とは異なる内容があるかもしれません。予めご了承ください。
国際送金の方法もいろいろあります。銀行、ゆうちょ銀行、資金移動サービス、FX口座などなど。
初めての方は、どこを利用すればいいか悩みますよね。
私がおすすめするのは資金移動サービスですが、銀行にしようか?ゆうちょにしようか?悩んでおられる方のヒントになればと思い、今回は実際私が始めの頃利用していたゆうちょ銀行の国際送金についてお話しします。
ゆうちょ銀行の国際送金の仕組み
ゆうちょ銀行の国際送金には、窓口からと、ゆうちょダイレクトから行う2通りの方法があります。
手数料から見るとゆうちょダイレクトが3,000円、窓口が7,500円となりますので、ここではゆうちょダイレクトでの送金について説明します。
ゆうちょダイレクトで海外送金する手順
前提条件として、
- ゆうちょの口座をすでに持っている
- ゆうちょダイレクトにログインできる
- マイナンバーカードを登録している*注
こととして説明します。
*注 最近ゆうちょの国際送金ではマイナンバーカードの登録が必須になりました。また、登録は窓口でしかできません。
まずゆうちょダイレクトにログインします。
ログインしたら、左から「国際送金」をクリック、
注意点などをよく読み、中ほどにある登録内容の照会・変更ボタンをクリック、
登録内容確認画面が出たら、上から順番に、
①プルダウンメニューから今回送金する自分の口座を選択
②表示するボタンを押して確認。
③差出人情報を新規登録
*注 ここからの操作はゆうちょにマイナンバーカード登録をしていないと進めません。
・登録前に同意書をチェック
同意するを押し、差出人情報の登録画面へ
差出人情報の入力はローマ字になりますので間違えないように。
入力が終われば確認して登録します。
④受取人情報の新規登録
差出人情報の登録が終われば、受取人情報を入力します。
こちらもローマ字入力になります。
受取人が中国人の場合、ピンインを正確にローマ字で書くように。
住所もローマ字です。
私は嫁に教えてもらいながら、何とか書けましたが。
受取銀行のSWIFT(BIC)コードはこちらから検索できます。
ちなみに中国銀行(Bank of China)のSWIFT(BIC)コードはこちら↓
これで差出人と受取人の情報登録は完了しました。あとはゆうちょの手数料+送金額を送金するだけです。
ゆうちょダイレクトの国際送金手数料
ゆうちょダイレクトは手数料3,000円と謳ってます。
ですから、送金金額+3,000円で送金すれば、送金金額がまるまる送金されるように思いますよね?
でも実際は着金金額が更に減額されています。
その訳は、
仲介機関・受取銀行で発生する仲介手数料、口座登記料が送金金額から差し引かれることがあります。
以下の国・地域あての送金については、仲介手数料等が無料でご利用いただけます。その他の国・地域については、仲介手数料等が送金金額から差し引かれます。
by ゆうちょダイレクト
アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアなどは仲介手数料が無料*注となるが、中国をはじめとする東南アジアは無料になりません。
*注 詳しくは、ゆうちょダイレクトのホームページを確認してください。
という事です。
さらにゆうちょには為替手数料もかかります。ゆうちょの説明によると、「適用レートは送金申込時の当行公表相場です。」となっています。例えば米ドルでレートが1ドル=100円だとすると、2円上乗せして1ドル=102円になります。
1,000ドル送金するのに、102,000円必要になると言う事。
2,000円が為替手数料です。
ですから、ゆうちょを利用して中国へ国際送金すると、実際の手数料は
3,000円+中継銀行手数料(コルレスチャージ)+為替手数料
になります。
コルレスチャージはだいたい1,000円~3,000円の場合が多いので、10万円を送金すると
3,000円+約2,000円+約2,000円=約7,000円が実際の手数料として掛かっていることになります。
ゆうちょはお得と思っていたけど、実際はネット銀行と大差ない結果に。
ゆうちょを使ってみたけれど
本当は、日本の銀行から国際送金するのが一番安全で、確実なんですがなんせ手数料がバカ高い!10万~20万円の送金で手数料が1万円以上かかります。
EMSで荷物送っても5千円ほどなのに、コンピューターの操作だけで
何でそんなに手数料を取るのか納得いかなかった。
ほんと。銀行で4,5回送金するなら航空チケット買って中国まで
持って行った方がいいくらい。
そこで、妻の知り合いの情報から手数料*注の安いゆうちょ銀行が良いと言われ試してみることに。
*注 当時ゆうちょの手数料は2,000円でしたが2019年11月28日から3,000円になってます。
利用し始めて2回は問題が無かったんですが、3回目の時いつまでたっても(ひと月ほど)着金できないというトラブルに遭遇しました。
一様ゆうちょには次のような断り書きがありますが、
お申込日から最短で2営業日後(多くの場合は4営業日以内)に当行から関係銀行あてに送金を実行します。
送金情報に不備がある場合や送金目的等の追加の確認が必要な場合、また、仲介機関・受取銀行の事情等により、大幅に遅延することや、送金を実行できないことがあります。
当行、送金仲介金融機関および受取銀行(以下「受取銀行等」)による送金内容確認作業等により、送金の実行までに相当の期間(1か月超)を要することがあります。送金をご希望の際は、日数に余裕をもってお申し込みください。
by ゆうちょ銀行
利用3回目にトラブル
3回目の送金手続きを終え1週間、2週間待てど暮らせど中国の親元から着金の連絡がありません。こちらから電話してみると「まだ届いてないよ。」とのこと。
当然のようにその間ゆうちょからは何の連絡もありません。
業を煮やしてオペレーターに連絡すると、
日本から中国への送金は確認できておりますが、その先については
わかりません。
えっ!手数料取りながら中国に送金したら後は確認できないの?
じゃあこちらは、送金したお金をどうやって追跡するんですか?
私たちは中国までの送金が業務でして、それ以降の動向については
把握できません。もしトラブルがあれば日本へ返金はされます。
さらに、オペレーターによると追跡調査は別途1,000円*注でできるけれども、調査に2~3週間かかること、またそれでも結果については保証できないことを知らされる。
*注 こちらも2020年現在は3,000円になってます。
そんなんで追跡依頼する人いる?もうここら辺で諦めモード。
はぁ、で、トラブルが判明した場合返金は何時されますか?
トラブルのケースですと確実な日にちは分かりません。もしご不安でした
ら送金のキャンセルを承りますが。
キャンセル?1か月間何の連絡もなく待たされた挙句、簡単に「キャンセルしますか?」なんてよく言えますね。
申し訳ございません。更に日数が掛かるようですとご不安かと思いまして。
ご不安です。仕方ないのでキャンセルしてください。
かしこまりました。そのように手続きいたします。ただお支払いいただい
た手数料については返金できません。
???もういいです。キャンセルしてください。
この時、無事返金はされたのですが、ゆうちょ銀行の手数料は戻ってきませんでした。ゆうちょ側の説明によると、日本から中国へは確実に送金されてはいるが、何らかの原因で中国国内の金融機関で留まっているとのこと。
中国の中継銀行のトラブルかもしれないけど、さほど安くない手数料で
結果がこれじゃもう利用したくなくなる。
ゆうちょももう少し利用者の立場に立った対応を考えた方がいいんじゃない?
こんな目にあったのは私だけかと思っていたら、同じようなトラブルにあった方の事例がありました。↓
まとめ
以上のことからゆうちょダイレクトからの国際送金は、
おすすめできません。
送金にかかる手数料は決して安くないし、着金に時間が掛かるケースがあることが主な理由です。
実際に送金してみるとよくわかりますが、着金が遅いと
本当に不安ですよ。
ゆうちょを止めてWiseを利用したら、その日のうちに着金できた。
今までがうそのよう、こんな安心ことはない。
もし中国への国際送金をお考えでしたら、手数料も安く、着金も早く確実な資金移動サービスWiseが断然おすすめです。
▼Wiseで送金してみる
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