こんにちは
家ではデスクトップ、出先ではノートパソコンを使っています。
このノートパソコンが2014年製でCPUはcore i 5-4200U、メモリー4G
なのでWindows10入れてサクサク動作するほどの余裕もなく、最近
バッテリーの減り方が速くなってきています。
そろそろバッテリーの寿命かな?と考え、買い替えを検討しているのですが、
その前に、取りあえずバッテリーの状態を確認したくいろいろ調べました。
バッテリーの現状を知る方法(Battery Report)
今使っているノートパソコンのバッテリーがどのくらい充電能力があるのか
わかると安心ですよね。
バッテリーの状態を知るサードパーティーの無料ソフトもたくさんあります。
例えば、Yuryu’s Battery Information、KmBattinfo、Batteryinfoviewなど。
でもわざわざアプリをインストールしなくても、Windows10には標準で
バッテリーチェックできるコマンドがあります。
それが「Battery Report」です。
Battery Reportの使い方
Battery Reportは正確にはpowercfgコマンドのオプションになります。
まずは、Windowsキー+X+IでPowe Shellを開きます。
Powe Shellを開いたら、次のようの入力します。
powercfg /batteryreport
*注 powercfgの後には、半角スペース▯を入れること。
コマンド入力後、Enterを押すと,
バッテリーの詳細情報が.htmlファイルとして出力されます。
上記の例ですと、C:\Users\user\に.htmlファイルが作成されています。
この.htmlファイルをダブルクリックすると、
上図のようにバッテリーの詳細が、使っているブラウザで表示されます。
Battery Reportで性能を判断する
この「Battery Report」の中には、ノートパソコンが新品の時*注からの使用状況や、
バッテリーの消耗状態などが細かく記録されています。
*注 正確には、Battery ReportはOSがインストールされた時点からの情報を
提供しています。ですから、古いパソコンに新たにOSをインストールすると、
その時点のバッテリー状態が100となりますので注意が必要です。
おじさんも4年前にWindows10にアップグレードしたので
新品の頃のバッテリー性能が分かりません。
バッテリーの寿命を判断する個所は、「Installed batteries」の項目にあります
上図の赤枠部分、DESIGN CAPACITYが新品*注のバッテリー性能で
FULL CHARGE CAPACITYが現在の性能を表しています。
DESIGN CAPACITYを100%とすると、FULL CHARGE CAPACITYは86.7%
ですからおよそ13%ほどバッテリーの充電能力が落ちていることになります。
ただし、新品時点の数値がハッキリわからないので、感覚的には
50%くらいまで落ちているような気がする。
途中でOSをアップグレードした場合
おじさんのように途中でOSをアップグレードしてしまうと、「Installed batteries」
では現在のバッテリーの正確な性能が判断できません。
そんな時はバッテリーレポートの「Battery capacity history」の項目を見ます。
このBattery Capacity Historyを見ると、満充電時のバッテリーの容量が
どのように減ってきたかを確認できます。
上図のおじさんのノートパソコンの例ですと、容量が年平均500mWhづつ減っている
事が分かります。
製造が2014年で7年経過してるとして、500×7=3500mWh減っているとすると
2014年時点の容量は、44000+3500=47500mWhであったと推測できます。
今の容量38539÷47500×100≒81%
結果、おじさんのノートは現在の充電能力は81%ほどではないかとわかります。
ええっ‼意外に頑張ってるなぁ。
このBattery Reportは他にもバッテリーのいろんな情報が細かく記載
されていますので、一度目を通してみるのもいいでしょう。
バッテリーの寿命は?
ところでバッテリーの寿命はどのくらいあるもんなんでしょうか?
ほとんどのメーカーサイドの見解では、
約500~2,000回の充電で初期容量の50%ほどにまで劣化するとされています。
普通に使い続けていれば、約2,3年でノートパソコンのバッテリーは寿命を
迎えると考えるべきです。
と言っています。もちろん使用状況にもよるでしょうが。
2~3年?普通に使っていてそんなに早くバッテリーは
劣化するのか?
実際5~10年問題なく使用できるノートパソコンは多いですし、
次々新型を発売しているメーカーサイドの都合による数字じゃないか
しら?
ですから「2~3年で寿命」と言うことを鵜呑みにせず、Battery Reportの数値を
参考にし、約50%程度しか充電できなくなってしまった時点が、バッテリー
の交換またはノートパソコンの買い替えを検討する時期と判断するべきです。
バッテリーを長持ちさせるコツ
バッテリーは何もしなくても経年劣化は起こりますのである程度の劣化は
避けられません。
充放電の回数によって劣化の速度も早まります。
では、できるだけバッテリーを長持ちさせるにはどうすればいいんでしょうか?
ネットで公表されている主な対策を紹介します。
充電回数を減らすことを意識して、残量20%までは充電しないようにする。
また、フル充電はバッテリーに負荷がかかるので80%までの充電を心がける。
節電対策として、具体的には
- モニターの輝度を作業に支障のない程度にできるだけ下げる。
- 無線LAN はコマ目に切断する。
などです。
無線LANを切断するには、タスクバーの通知領域にあるネットワークアイコン
をクリック、
①ネットワークアイコンをクリックし、②のWi-Fi部分をクリックすれば
切断できます。
バッテリー交換費用
Battery ReportのFULL CHARGE CAPACITYが50%を切ったら、
バッテリーの交換時期です。
バッテリー交換費用はいくらぐらいかかるのでしょうか?
メーカーに依頼してノートパソコンのバッテリーを交換する場合、送料を
含めて15,000円から30,000円程度の費用がかかります。
*注 費用はバッテリーの種類や内蔵状態によって異なります。
NECの場合2~3万円かかります。↓
メーカーではなく修理専門店などを利用すると、10,000円程度の費用で
おさえられることも多く、自分で修理して失敗するおそれもありません。
全国展開のPC修理専門店↓
自分で交換
メーカーや修理専門店に依頼するとやはり費用は割高になります。
少しでも出費を抑えたいなら、自分で交換してみましょう。
バッテリー交換は自力でも比較的簡単にできますが、メーカーによってはバッテリー
が本体に固定されている場合もあるので注意が必要です。
おじさんのNEC VERSA PROは固定されていました。↓
固定されているバッテリーは、自力で交換しない方が無難です。
バッテリーが取り外し可能な場合は、自分で交換するのも比較的簡単です。
裏蓋開けて、2~3本のネジとコネクターを外すだけです。
ただ細かいネジなのでそれ用のドライバーは必要だけど。
バッテリー交換の動画がありましたので、参考にしてください↓
バッテリーの価格
バッテリーを自分で交換する場合、バッテリー単体を購入することになります。
純正品は使っているノートパソコンのバッテリーの製品番号から、各メーカー
より取り寄せることとなります。
価格コムで調べると、純正バッテリーはだいたい7千円~1万円以上しています。
純正品は安心ですけど、型番さえ合えば互換品でも十分かと思います。
互換バッテリーは、およそ3000円から探せます。
Amazonには互換用バッテリーが沢山ありますので確認してみて下さい↓
AmazonでPCパーツを探すバッテリー購入の際は、くれぐれも型番を間違わないように。
型番はノートパソコンの裏に記載してあります。
3000円から購入できるなら互換バッテリーで十分かな。
ただ、粗悪品を掴む多少のリスクはありますけど。
まとめ
今回は、ノートパソコンのバッテリーについて
- バッテリーの現在の性能を知る方法
- バッテリーの寿命
- バッテリーの交換方法
についてお話ししました。
バッテリーは消耗品です。いつかは寿命が来ます。
その時に慌てないようあなたのパソコンのバッテリーの状態を普段から
把握しておきましょう。とくに4~5年たったノートパソコンをお使いの場合
は気にしておいた方がいいでしょう。
またバッテリーが寿命の場合、ノートパソコン自体を買い替えるか、
バッテリーの交換で済ませるかは悩みどころです。
大半のかたは、長年使ってきた今のパソコンの使用環境を改めて
1から設定しなおすことに抵抗があるはず。バッテリーの交換だけ
なら、今の環境をそのまま続けて利用することが可能です。
資金的に余裕があれば買い替えもいいけど、バッテリーの交換
は案外簡単にお安くできるので一度検討してみては。
この記事がどなたかのお役に立てばうれしいです。
それでは
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