こんにちは
パソコンで使うソフトウェア、スマホで利用するアプリには無料で使えるものもたくさんあります。
一昔前までは、無料で使えるソフトウェアは少なく、高機能で便利なソフトはめちゃくちゃ高額でした。
Windowsも95の頃はすごく高額だったよ。
だけど現在はあらゆるソフトウェアが無料で使える時代です。
ええっ!こんな多機能なソフトも無料なの?と思えるようなものもたくさんあります。
私がこの記事書いてるwordpressのテーマcocoonも無料です。(現在はSWELLですが)わいひらさんに感謝々。
無料っていう響きは本当に魅惑的ですね。
でも、当たり前ですが無料にはそれなりのデメリットもあります。
今回は、散々無料ソフト(アプリ)ばかり追いかけてきた私が、最近つくづく感じる無料ソフトのデメリットについて書いてみます。
デメリットというか、気をつけてほしいことですけどね。
検索上位に出てくる無料ソフト
先日、この記事を書くきっかけとなったことがありましたので、一つの例として紹介します。
無料の音楽ファイル変換ソフトをググってみました。
検索結果は、上図のようになってます。
上位から順番にクリックしてみると、そのほとんどは無料に制限のついた自社製品ソフトを紹介するストアのサイトばかり。
おすすめランキングなんて言ってますが、もちろん自社製品が一番おすすめ。
上図の検索結果を実際上から順番に覗いてみると、
【Switch音声ファイル変換ソフト】
サイトトップページの無料ダウンロードをクリックすると、「.exe」ファイルがダウンロードされ、実行すると、
このようなウインドウが現れます。
使ってみると、確かに高機能で操作性も良い。
ただし、無料だと50曲しか変換できない、という制限がある。それ以上は有料版で、となる。またデスクトップにNCHカタログのショートカットが出現、クリックすると自社製品のコマーシャル画面が出てくる。
ここまでセールスされると感心するが、私などは絶対に買うもんか!と思ってしまう。
2番目3番目は、検索結果を表示した誘導サイトなのでパスして、4番目を開いてみます。
【WondershareUniConverter】
4番目はおすすめランキングとなってますが、Wondershare UniConverterのサイトです。
ダウンロードしてみると、
このようなウィンドウが出現します。変換ファイルをドラッグするだけで簡単に変換してくれます。このソフトは、無料でも期間制限はありませんが、機能はかなり制限されていますし、有料だと高額です。
たまに音楽ファイルを変換するだけなら、無料版で充分だし毎月3千円近く払ってまでプロ版を購入する気にはなれないでしょう。
【WonderFox Free HD Video Converter Factory】
こちらもおすすめソフトランキング1位として紹介されているソフトです。
内容は先ほどのWondershare UniConverterとほぼ同じで、無料だと一括変換ができません。
【Freemake Audio Converter】
こちらも先ほどのランキング5位のソフトとして紹介されています。
ただし、ダウンロード後、インストールしようとするとWindowsの警告が出ます。
インストール後、ウイルス感染の可能性があるのでスキャンしなさいの通知が出てウイルス対策ソフトまで誘導される悪質なソフト。
しかもソフトを起動して、変換しようとすると「課金しないと利用できない」の案内がいきなり出る。これがおすすめできるフリーソフトなのか?
ソフト自体にも問題はあるが、これをおすすめソフトとして平気で紹介しているサイトも同罪じゃない?
このようにGoogle検索上位であっても、ストアのソフトだったり、危険なソフトが潜んでいることがあります。
検索慣れしている方なら、そんなソフトウェアをむやみにダウンロードしないでしょうが、慣れていない方は注意が必要です。
Google検索の上位にあるサイトが、必ずしも信頼できるものでは無いこと、リスティング広告*注は商用の傾向が強いことを覚えておいてください。
*注 リスティング広告についてはこちら に詳しく解説しております。広告主にメリットのあるシステムです。
Vectorで探す
ソフトウェアを探す時、そこまで高機能を求めない、必要な機能だけに特化した純粋な無料ソフトを探したいという方には、Vector がおすすめです。
無料のソフトウェアを探すなら、Google検索するよりはじめからVectorで探す方が効率いい。
Vectorの検索ボックスに「変換ソフト」と入力すればFREEソフトがすぐ見つかります。
ちなみに、wma⇒mp3変換無料ソフトでおすすめは、「Moo0 Mp3変換」です。
おそろしくシンプルなソフトですが、操作も簡単で使いやすいですよ。
Vectorと同じようなサイトにインプレスが運営する「窓の杜」 もあります。基本的には似たようなサイトですが、Vectorのほうがなじみ深いし個人的には使いやすい感じがします。
無料ソフトのデメリット
「只より高い物はない。」と言われるように、無料ソフトにはリスク(デメリット)もあることを覚えておいてください。
タダだからとむやみにダウンロードしないように、安全で信頼できるものかどうかレビューなどからできる限り確認してください。
【無料ソフトのデメリット】
- ソフトウェア開発者が試験的に公開しているケースもある。
- すでにずいぶん過去のものとなりバージョンアップされていない。
- バグ(不具合)が潜んでいることもある。
- サポートなど無く、使用は自己責任になる。
- 日本語対応してなく、使用するのに自力で習得する必要もある。
- 機能や使用期間に制限がある
- ウィルスなどセキュリティ面で不安もある
などです。
使える無料ソフトの見分け方
ある程度経験値の高い方にはわかるでしょうが、初心者にはソフトの良し悪しや危険性の見分けがつきにくいものです。
優良ソフトを見分けるには自身の経験値を高めることが一番ですが、基本的な見分け方を紹介しておきます。
- 利用者の数が多い。
- 良いレビュー(評価)の数が多い。(レビューの内容よりも数で判断)
- 悪いレビューは内容にも注目。
- ソフトの歴史が長い。
- 直近まで頻繁にバージョンアップされている。
- メジャーなソフトウェア会社の無料版である。
などです。
あとは、実際に使ってみないとわからない部分も多いいです。使えないと思ったらアンインストールすればいいだけですが。
まとめ
パソコンやスマホを活用するために、無料で使えるソフト(アプリ)は本当にありがたい存在です。
ただ利用する際は、無料であるが故のデメリットについても十分理解しておいてください。
無料ソフトをダウンロードするのも、利用するのもあくまで、
自己責任である。
ことをくれぐれも忘れずに。
それから、先に例として紹介したFreemake Audio Converterのような警告の出る悪質なソフトは、ダウンロードしたとしてもすぐに削除してくださいね。
今回は以上です。
この記事がどなたかのお役に立てればうれしいです。
それでは
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