こんにちは
前々から気にはなっていたんですが、懸賞などの応募先の住所に、私書箱第○○号宛とか書かれていることがあります。
郵便局留めの宛先かなぁ?と、なんとなくは分かっているんですが、その実態について詳しくは分かりません。
個人でも利用できるのか?
申し込みはどうするのか?
など、疑問は尽きないので、今回は私書箱について詳しく調べてみました。
郵便局の私書箱とは?
私書箱は日本だけでなく古くから海外にもあります。米英ではP.O.box(Post Office box)と呼ばれています。
私書箱というのは、郵便局内に設置された、錠付きの箱、ロッカーであり、あらかじめ私書箱使用を申し込んで鍵を受け取っている人が、郵便局から郵便物を受け取るためのものである。
by Wikipedia
日本においては、日本郵便株式会社が運営しており、サービス内容は以下の通りです。
- 受け取りたい郵便局の窓口で郵便物等を受け取ることができるサービスです。
- 全国約24,000局の郵便局でお受取りいただけます。
- 利用手続きは必要ございません。受渡し手数料は無料です。
私書箱を利用する条件
誰でも無料で利用できるとなってはいますが、条件があります。
【郵便局の私書箱の利用条件】
- おおむね毎日、郵便物等の配達を受ける方
- 私書箱を六カ月以上使用する方
- 郵便物等を遅滞なく受け取ることができる方
- 定形郵便に限る
となっていますので、日常的に大量の郵便を受け取る法人(放送局、通販会社、懸賞の応募先など)が主に利用しているようです。
個人ではそこまで郵便物を受け取ることは無いし、毎日郵便局まで
出かけることも無理があるわね。
郵便物が届いたかどうかのお知らせもないので、個人的な利用には
適さないかな?
また、私書箱自体設置されているBOXにも限りがあるので、法人の集中する都市部などの局では空きがあることも少ないようです。
郵便局の私書箱の利用方法など詳しくは、こちらを参照してください。
私設私書箱サービス
個人が郵便局の私書箱を利用するのは難しそうなので、調べてみるともっと手軽に使える私書箱がありました。
それは、「私設私書箱」サービスです。
私設私書箱は所定の料金を支払えば利用が可能である。私書箱業者の所在地に郵便物などが配達されれば、それを業者に預かってもらって、後で利用者が取りにいったり、指定の住所へ転送してもらったりというシステムである。
by Wikipedia
私設私書箱の特徴
郵便局の私書箱と違って、私設私書箱には次のような特徴があります。
などです。
利用料金はかかりますが、郵便局私書箱より手軽に個人利用ができ、サービス内容も充実しています。
ネットでも「私設私書箱」で検索すればすぐに業者が見つかります。
都市部に限らず全国に多数ありますので、近くの取扱業者を調べるには、こちらのサイトが便利です。↓
私設私書箱の利用方法・料金
私設私書箱サービスの代表的な2社(MT私書箱センター・eポスト)で説明します。
利用方法
2社とも来店での契約か、ウェブ(郵送)での契約を選択できます。
- ①申し込みフォーム
サイトの申し込みフォームから申し込み
- ②来店予約
来店日時の連絡
- ③店舗にて契約
身分証明書の提示、印鑑持参、契約料金の支払い。
- ④利用開始
- ①申し込みフォーム
サイトの申し込みフォームから申し込み
- ②身分証明書のコピー
身分証明書のコピーを送信又は郵送
- ③利用料金支払い
銀行振込、クレジットで契約料金の支払い
- ④住所の確認
郵便物で確認
- ⑤利用開始
上記のように手続きは簡単です。近くに店舗がある場合は、来店契約の方が早く利用開始できそうです。
利用料金
それでは肝心の利用料金はいくら掛かるのでしょうか?
MT私書箱センター | eポスト | |
---|---|---|
入会金 | 500円 | 500円 |
一ヶ月契約 | 3,000円 | 3,000円 |
二ヶ月契約 | 4,000円 | 4,000円 |
三ヶ月契約 | 4,500円 | 4,500円 |
一年契約 | 16,500円 | 16,500円 |
*注 税抜価格です。
御覧のようにMT私書箱センターもeポストも全く同じ利用料金でした。
四ヶ月以上の契約だと一ヶ月あたり1,500円(税抜き)の利用料
ですね。
この他に、郵便物受取手数料(メール便は無料)、保管料(30日以内は無料)、転送料などのオプション費用が掛かります。詳しくはそれぞれのホームページで確認してください。
ここで紹介した2社は比較的割安ですが、他社では預り金(補償金)が必要なところもあります。また、地方の事業者では一年契約で32,000円と高額になところもあります。
私設私書箱サービスを単独で行なう業者も多いですが、電話代行と兼業する業者や、バーチャルオフィスの一環としてサービスを提供しているところもあります。
バーチャルオフィスの例↓
サービス業者は受取場所で選べ
私設私書箱サービス業者は全国に多数あります。それぞれ利用料金に差があったり、オプションに特徴があったりしますが、一番肝心なのは受取場所です。
できれば自宅近辺、通勤途中に気軽に立ち寄れる所に受取場所のあるサービス業者から選ぶのが賢明でしょう。
まとめ
私設私書箱は、利用料金が掛かるとはいえ様々なメリットがあります。
郵便物の抜き取りや個人情報の漏洩など、郵便ポストには普段気づかない
ような犯罪が隠れています。
フリーランスや副業のために利用する方も増えています。また、メルカリやヤフオクなどで個人情報を知られたくない場合にも便利です。
郵便物の受取でお悩みの方、一度私設私書箱の利用を検討してみては?
今回は以上です。
それでは
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