11月に入りだんだん冬らしくなってきましたが、寒くなるのは仕方ないとして厄介なのは空気の乾燥により静電気も起こりやすくなることです。
静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下になると起きやすくなると言われています。
【静電気による弊害】
- ほこりが付きやすくなる
- 回路の誤作動
- メモリー・CPUの破損など
毎度のことながら、バチッ!ときたらホントにビックリする。
ドアノブや車のドアなどで経験のある方も多いと思いますが、パソコンでも注意が必要です。
パソコンを触ってバチッときたら、パソコンが起動しなくなったり、OSがフリーズしたり、周辺機器を認識しなくなったり、誤動作を起こすようになったりなどの症状が起こることもあります。
面白い実験動画がありましたので紹介しておきます。↓
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動画見るとパソコンの筐体自体は静電気に強そうですがパーツは脆そうですね。
どっちにしても気を付けるこしたことはないわ。とくに自作している方は。
今回は、そんなパソコン大敵の静電気対策に関する話です。
静電気対策
静電気は物がこすれあった摩擦によって起こります。
子供のころよくやった下敷きを頭でこすると、髪の毛が逆立ったり脇の下で蛍光灯をこすると光ったりするのも、静電気のせい。
静電気をためないようにする
まずは静電気をためない環境づくりを心がけましょう。
①加湿器で空気中の水分を増やし放電する。
②衣類の洗濯に柔軟剤を使う。
③保湿クリームなどをつかって、乾燥肌に気を付ける。
*保湿クリームを胸や脇の下など汗をかきやすい場所に塗ると効果があります。
④帯電しにくい服装にする。(冬は重ね着するので要注意)
化学繊維の衣類は静電気を起こしやすい。ナイロン・ウール(+電気)アクリル・ポリエステル(-電気)プラスとマイナスの組み合わせが帯電しやすい。比較的、絹・麻・綿は帯電しにくいと言われています。
⑤ホコリを取るために、定期的に掃除。電源を抜いておく。
*ホコリが溜まると帯電しやすくなるので、パソコンもたまにはきれいに掃除
してやってください。
⑥帯電しやすい毛布やカーペットの上でパソコンを使わない。
ベッドでパソコンもあまりお勧めできませんね。
⑦帯電防止用のスプレーを使う。
静電気除去
次は、溜まった静電気を放電して取り除く方法です。
手軽にできる方法
①パソコンに触る前にアルコール除菌すれば一石二鳥。
手を洗うだけでもOKよ。
②パソコンを触る前に木やコンクリートに数秒触っておく、または身近な金属に放電しておく。
静電気除去アイテム
除去アイテムもいろんなものがありますが、求めやすい価格のもので十分、業務用など高価なものは必要ないと思いますよ。
①静電気除去キーホルダー
②除電クロス
③ワンタッチプレート
④ブレスレット
静電気でパソコンが起動しなくなった場合
それでも、万が一静電気によりパソコンが起動しなくなったら、次の手順を試してみましょう。
①電源をはじめ、USBやビデオなどのケーブル類を全部外す。ノートPCでバッテリーが外せるタイプの物はバッテリーも外し、マウス・キーボードの機器も全部取り外す。
②パソコンに何も接続されていない状態で、電源ボタンを10回ほど押し中に溜まった余分な静電気等を完全に放電する。
③数分おいて、外したケーブル(バッテリー)を元通りに取り付ける。
その後、電源を入れて起動してみましょう。
それでもダメなら、パソコンの修理屋さんに行きますか。
まとめ
今回は、パソコンの静電気対策についてお話ししました。
パソコンに限らず、その他の電化製品にも有効かと思います。
忘れたころにやって来る「バチッ!」は経験したくないものですね。
痛みはあるし、精神衛生上よくない。
今回紹介した除電方法は、100%除電を保証するものではありません。帯電の状況はさまざまですので、「バチッ!」ときたからと言って苦情は無しでお願いします。
静電気でお困りの方に少しでもお役に立てればうれしいです。
それでは
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