こんにちは、私のブログに立ち寄って下さりありがとうございます。ここでは、私の音楽(ギター)遍歴について、思いつくままに、書いていこうと思います。
アコギに関しては、結構掘り下げた内容になってると思います。少しでも共鳴していただける方がいらっしゃれば幸いです。
今回は、洋楽との出会いから、Queenにハマるまでの記憶をたどってまいります。
洋楽との出会い
はるか昔、私が中学一年生のころ、姉の部屋からどこかで聞いたことあるようなメロディーが聞こえてきました。
部屋に入って「なにそれ?」と聞くと「これ。」と言って見せられたのは、EP盤のジャケット
そこには、当時の人気俳優チャールズ・ブロンソンがカーボーイハットをかぶり、岩場の上で遠くを見つめている姿がありました。マンダムのCMのテーマソングです。
「こんなの聞いてるの?」
「そう、他にもあるよ。」
と見せられたのが、オズモンズとカーペンターズでした。
そう!これが私の人生を変える洋楽との出会いだったのです。姉の部屋でそのレコードを何度も聞きました。その内、自分でもEP盤を少ない小遣いはたいて買い始めました。
その頃の洋楽の情報源といえば、ラジオしかありません。夜中にラジオを耳のそばに置いて聴きながら、歌手の名前やタイトルを必死で覚えました。
そして近所のこの町に一軒しかないレコード屋さんで初めて買ったのが、グラスルーツの「恋は二人のハーモニー」でした。
もちろん田舎のレコード屋さんなので予約して取り寄せてもらいます。届くまで毎日のように店に通ってたのを覚えています。
届くまでのワクワク感がたまらなかった。
それからは、二か月に一回ぐらいのペースで注文してました。
- オズモンズの「クレイジーホース」
- ミシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」
- ショッキング・ブルーの「ヴーナス」
- メッセンジャーズの「気になる女の子」
などなど、、、懐かしい~。
当時のレコードプレーヤーは、今のプリンターくらいの大きさで下に小さなスピーカーが二つ付いて、カラカラした音でした。
こんな感じ、レコード針は文字どうり鉄の針でした。
ロックへの目覚め
中学2年生になると、当時流行りのグラムロックを聴き始めました。特に、T・REXには夢中になりました。
もうEP盤では我慢できなくなり、初めてLP盤(アルバム)を買いました。
「ザ・スライダー」です。
これはもう溝がなくなるくらい聞きましたねぇ。
ここまでくると、プレーヤーもおもちゃでは我慢できません。親に散々泣きついて、やっとステレオを買ってもらいました。
当時は応接セットの一部でしたね。
この頃のステレオは、小型のタンスぐらいありました。スピーカーが無駄にでかい木箱の様なものでした。でも音の迫力だけはありました。
それからは、スレイドやデヴィッド・ボウイ、スィートなどおもにグラムロックを聞いてました。
初めてのギター
その内、聞いてるだけでは物足りない、自分もマーク・ボランになりたい。と、どうしても、ギターが欲しくなりました。
今度は、親にせがんでも無理です。よし、自分で買おう。と新聞配達をはじめたのです。半年で4万円くらい小遣いを貯め、買ったのが、
グレコのレスポール、サンバースト。
この頃、洋楽雑誌は「ミュージック・ライフ」くらいでしたが、そこでグレコのギターを見つけ、これで自分もマーク・ボランになれると思ったのです。
注文して二週間ほどで大きな段ボールが届きました。早く中身を見たい衝動は抑えられません。段ボール箱はぐちゃぐちゃです。
初めて自分で買ったそのギターを見た時の感激は、今でも鮮明に覚えてます。
しかし、ギターのギの字も知らない私は、ただコードを見つけてはジャラジャラ弾くばかり。まだ、アンプなど買えません。
やっぱり、ソロも弾けなくてはと思い、「成毛滋のギターメソッド」を取り寄せました。
練習局にレッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」やヴァニラ・ファッジの「キープミーハンギンググオン」などが有ったのを覚えてます。
ギターのケーブルだけ買って、ラジカセにつないで弾いてました。もうそれからは、学校から帰るとギターばっかり。指の先の皮が厚くなり、何度も捲れたりしてました。
ハードロックへ
少しばかりギターを弾けるようになると、マーク・ボランは実はギターが下手なんだという事がわかり、今度はハードロックに目覚めたのです。
高校一年のころにはディープ・パープル、レッド・ツェッペリン、ユーライア・ヒープ、ジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックス、クラプトンなどを良く聞いてました。
レコードをカセットテープに録音し一音一音拾っていくいわゆる耳コピというものです。
今の人には、想像もつかないでしょうけど、ワンフレーズごとに繰り返し繰り返しテープを巻き戻しては、音を拾ってました。
おかげで、音感はよくなってたと思いますが。
それから本当のギターの音を出したくて、それまでのラジカセからグレードアップしステレオのマイクのジャックに差し込んで弾いてました。
実はこれ、結構いい感じの音でしたよ。適度にディストーションがかかっていて。
でも、やっぱり専用のアンプが欲しい。
小遣い貯めて、ローランドの30Wの小型アンプを買いました。この頃はエフェクターもなく、ギターの原音がそのまま出力されていただけのような音でしたけど。
おやじに「やかましい!」と怒られながらボリュームを下げ、毛布を掛けたりして毎日弾いてました。
クィーンに衝撃
その頃は、洋楽のテレビ番組などほとんどなく、たまに、深夜民放で確か「music explotion」という番組だったと思いますが、放映してた記憶が有ります。
滅多にお目にかかれない貴重な映像ですから、それこそ必死でテレビにかじりついてました。
グランド・ファンク・レイルロードの「アメリカンバンド」やピンク・フロイドの「おせっかい」の映像は今でも覚えています。
洋楽の情報源はほとんどラジオでしたね。
この頃、中高生のほとんどは、ラジオの深夜放送を聞いてたと思います。ヤングタウンやオールナイトニッポンなどです。私も同じでしたが、FM のロック番組も良く聞きました。
そんなある日、衝撃的な曲が流れてきたのです。
高音のキレイなハーモニーの後に、スローテンポのヘビーなブルースロックのフレーズ。
「何だこれは。」
今までに聞いたことのないようなその曲に興奮を覚えました。曲が終わると、ラジオのパーソナリティーが説明します。
クィーンの「サン・アンド・ドーター」でした。
休みの日一時間ほどかけて、町のレコード屋さんに走り探しましたが、店頭では見つかりません、すぐにLPアルバム「クィーンI」を予約して帰りました。
その時から、クィーン一色の毎日が始まりました。
つづく
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