大連の住宅事情②(中国の住まいの歴史とマンション購入のヒント)

大連の暮らし方

アンニョンハセヨ、你好、こんにちはけ~さんです。

今回も中国(大連)の住まいについてお話したいと思います。
上海や北京のように不動産バブルが終わりを迎えようとしている
大都市と程度の差はあれ、不動産価格は横ばいか、緩やかに
下降気味の様です。

大連に実際居住用としてマンションの購入を考えるのならいいかも
知れませんが、投資としてはリスクが高いような気がします。
事実、数年前新築販売価格50万元の部屋が売れ残って
40万元に値下がりしたりしてます。

(中国は国策により不動産の取引にも制限が有ります。今は外国人
の場合、中国在住1年以上でないと不動産も購入できないようです。)

ですから、日本人が大連で住むのでしたら賃貸の方が現実的かもしれません。

スポンサーリンク

マンション(家)を持たないと結婚できない

それでも次々と新築マンションやオフィスビルが建設されてます。

はるこ
はるこ

どういうことかなぁ?。

ここ数年で人口が激増した大連では現在600万人以上
が生活してますが、まだまだ増加中です。

たしかに、マンションの需要としてはこれからも増加を見込めるでしょうが、
ただ大連市民の収入がマンションの値上がりに追い付いていない現状です。

大連市民の平均月収はここ最近上昇しているとはいえ、月10万円ほどです。
日本人感覚からすると、月収10万円のサラリーマンが2000万円のマンション
を購入するのはまず無理ですし、考えもしないでしょう。

中国の特に男性はマンション(住居)を持ってないと結婚できないと
言われるくらい人生において最大の必要要件となっています。
昔から伝統的に家庭を持ち家を構えることがとても重要視されてます。

両親から援助してもらえる男性はいいのですが、一人で多額のローンを
抱えてマンションの為だけに生活しているような房奴(ファンヌ)
も多いそうです。

房奴=家(マンション)の奴隷

一戸建てよりマンション

ご存知のように中国の人には土地の所有権は認められていません。
土地はすべて借地権として国から借りているものです。

ですから日本人のように一戸建てへのあこがれや執着はあまりなく
マンションの方が人気になってます。(本音を言うと土地を持つ
事を諦めた結果かもしれませんが。)

私の嫁も普通の人が住まいとして考えるのはまずマンションで、
一戸建ては一部のお金持ちが別荘として所有するもの、という
感覚らしいです。

少し昔の中国の住まい

中国で不動産の個人売買ができるようになったのは、ごく最近です。
以前は『住宅分配制度』により国営企業の労働者は住宅を国から
提供されてました。

1998年の『住宅制度改革』によりようやく不動産の個人間売買
ができるようになりました。

『住宅制度改革』以前の中国人の一般的な家

・簡易楼(ジェンイーロー)

   photo by=http://olis.or.jp/pdf/chinese_reportVol11.pdf

1950年代から建築されたレンガ造りの集合住宅です。
エレベーターの無い、4階建て以下の住宅。台所、洗面所、トイレなどは
共有。国営企業の職員に提供され家賃は無料ですが、共産党員、会社の幹部
などが優先的に住める。


・平房(ピンファン)

photo by=http://olis.or.jp/pdf/chinese_reportVol11.pdf

簡易楼の入れない人たちが暮らす、当時は最も一般的な庶民の住宅。
レンガ造りの平屋の長屋の様なもの。部屋の中は電気以外何もない。
水道、ガス、トイレは表の共同の物を使う。


以上が1900年代後半までの中国の人々の一般的な住まいです。

日本の昭和初期のような、貧しいけれどたくましく、
下町情緒あふれる人情味のある人々が生活してました。

現在は都市開発や建築ラッシュで取り壊されたり、景観を損ねる
との理由で万博やオリンピックの開催前に高い塀でとりかこまれ
たりしている所もありました。

一部では逆に世界遺産となり観光名所として保存されている所もあります。
「麗江古城」「平遥古城」や北京后海の平房などがそうです。

上海や大連でも大通りに面したビル群のうらにまわると、今でも
平房に暮らす人々生活を垣間見ることができます。

たしかに、外見は美しいとはいいがたいですが、私個人的には
日本の昭和の頃を思い出させるような、生活感あふれる街並み
がとても好きです。

大連での住まいを考えるなら

まずマンションの購入よりも賃貸を検討する方が現実的です。

大連でも場所によっては家賃にかなりの開きが有ります。
中心部や星海広場などはかなり高額です。

下の表は2017年の中国主要都市のマンション平米単価です。(単価は元)

深圳、上海、北京が異常に高く東京並みです。


下の表は2015年頃の大連の主要な場所のマンションの
平均的な家賃です。(単価は元)

現在の為替レートは、1元=14.5円ですから、平均的なマンション
ですと日本円で月3~4万円でしょうか。

大連でマンションを賃貸する際の注意(日本との違い)

家賃は原則入居前に一年分一括払い。(交渉により、3か月や半年払い
が可能なこともある。)

契約期間も基本的に1年間(大家さんの都合で契約更新できない事も
まれにあります。)

保証金が必要。これは日本でいうと敷金に近い性格のもので
家賃の1~2か月分が基本。解約時に室内設備に問題なければ
返還されます。

家具や家電付きのマンションが多い。これは日本にない習慣ですが
ありがたいような、そうでないような気分です。

発票税なるものが必要。中国の地税局が発行する領収書で年間賃料の
11.6%または33%(税率は土地の使用権年数によって違う)を
支払わなければなりません。

・入居後は速やかに派出所へ外国人臨時住宿登記を行う事。
外国人臨時住宿登記のあと居留許可証の申請を行う。

などです。

中国での不動産取引は各都市ごとにルールが違ったり、国策に
より知らない間に変わったりしますので、大連の知人によく相談するか
日本人向けの不動産屋さんにお問い合わせたほうが安心ですよ。

参考に大連の日本人向け(日本語が通じる)不動産屋さんを紹介
しておきます。

スターツ大連(世達志不動産投資顧問(大連)有限公司)

以上が結構メジャーな不動産屋さんです。

もし余分な仲介手数料を払いたくない、少しでも余分な経費を
抑えたいとお考えでしたら、私の嫁を紹介しますよ。大連での
情報網には結構自身があるそうです。

日本ではある程度借りる側の権利は法律(借地借家法など)
によって保護されてますが、中国では貸す側が強いです。
家主(大家さん)によっては、契約更新間近になって
「もう更新しない。」「家賃を2倍にする。」
とか平気で言ってきたりします。
そのあたりも事前に不動産屋さんに相談しておくといいでしょう。

まとめ

大連は不動産(マンション)に関しては日本の地方都市に近いような
感覚ですが、生活に必要な電気、ガス、水道代金などは安いです。

月平均の電気代 80元(約1160円)
ガス  85元(約1235円)
水道  40元(約580円)
*水道、電気はデポジットによる前払いで、使い切ったら
専用の窓口に支払いに行きます。

また、公共の乗り物もかなり安く利用できますので
食費を抑えれば、ひと月一人当たり6万円ほどで生活できるのでは
ないかと思います。

(大連の交通についてはこちらに詳しく紹介しています。)

日本人に優しい街大連にお住まいを検討しているならぜひ参考に
して下さい。観光としても楽しい街ですよ。

それでは、再見

コメント

タイトルとURLをコピーしました