誰でもできるアコギのメンテナンス2⃣(大事なギターの保守リペア)

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アコギのメンテナンス
無残な姿のcats eye

ごあいさつ

こんにちは、昭 平令です。
ギター大事にしてますか?

今回は前回の続きから、アコギのネック、弦の張り方
などについてお話していきます。

無残な姿のcats eye

ナット整形のつづきから

ナットを削るのはもっぱらサンドペーパーです。
できるだけ水平のしっかりとした作業台のうえにサンドペーパー
を敷き、底面と背面を真っ直ぐに削ります。

はじめは600番くらいの粗目の番手から削り、
1000番、2000番くらいまで目を細かくしていくと
いいでしょう。

ナットの高さですが、弦を仮に張った状態で指板から弦までの高さ
を調節してください。私の場合、6弦でおよそ1.3mm
1弦で1.0mmほどにしています。

これがあまり低いと、弦がフレットに触れてビビりの原因に
なりますし、逆に高すぎると、ローフレットのセーハ(人差し指
だけで1~6弦まで押さえる事)がやりにくくなります。

難しいですが、はじめは高めに削って徐々にビビらないところまで
低くしていったらよいかと思います。

また弦を巻き上げる時に、特に1~2弦がキンキンと音を出すこと
がありますが、これは弦に余分な摩擦が起こっている証拠なので
弦溝をもう少し広く削るか、鉛筆で溝をなぞってみれば収まります。

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弦の適切な張り方

アコギの弦の張り方はいろいろありますが、私が試行錯誤して
最も狂いが少なく、見た目もまあまあキレイな方法を
ご紹介します。

代表的な1弦と6弦を写真にて説明します。
だいたい3~6弦はペグのポストに2~3巻くらいで
1~2弦は3~4巻くらいにしています。

用意する工具
(ダイソーで売っているもので十分。)

左がラジオペンチ
右がカッター

6弦の巻き方

まず弦をペグのポストに通します。

次に弦の巻き上げ分およそ3~5cmくらいを指板側に
余らせます。(通した弦を指板側に3~5cmほどずらす。)

通した弦を4cmほどネック側に戻し余らせます。これがポストの巻き代になります。

ヘッドの上部に出た弦を1弦側に向けて折り曲げます。

ペグのポストを4分の1ほど巻き上げ、内側に出ている弦を
ヘッドの下部に向けて折り曲げます。

少しペグを巻き上げ弦に型をつけます。
(この時点では弦は引っ張っても抜けにくくなってます。)

ネック側の弦を右手で引っ張りながらペグを巻いていきましょう。
(慣れるまで右手で引っ張りながらの作業は少しやりにくいかと
思いますが慣れれば簡単です。)

ペグのポストに3~4巻し、弦の張力をある程度感じたら
(この辺りは勘です。)巻き上げを終え、余分な弦をカットして
完了です。

カットした後の弦先はラジオペンチなどでできるだけ下に
向けるか、ペグのポストに沿わせてください。
この弦のカット部分でよくけがをしますので気を付けて下さい。

1弦の張り方

①、②は6弦と同じ。

弦の余った部分を今度は6弦側に折り曲げ、差し込んだ弦の
下側にくぐらせて、反対側に折り曲げます。

6弦側に折り曲げます。

折り曲げた弦を指板側の弦の下に通します。

分かりにくいですが、指板側の弦の下に通してます。

弦を引っ張って指板側の弦を起点に今度は6弦側へ
折り曲げます。

下に通して少し引っ張ったところ

こんな形になります。

後は6弦と同様にある程度右手で弦を引っ張りながら、
適当な張力を感じるまで巻き上げていきます。

余分な弦をカットし、先端を下方向か、ポストに沿わせる。

3~4回ほど巻きつけたら余分な弦をカットし
ラジオペンチで先端を下方向にむけるか、ポストに
沿わせてください。

これで完了です。

1弦の巻き方が一番弦が安定しますが、4~6弦は
簡単な巻き方でも十分安定します。

また、すべての弦を張り終えたら、一弦づつギターを持ち上げる
ように引っ張って、弦を殺してください

ここである程度弦を殺してもいずれまた少しは弦が伸びますけど。

(弦を殺すというのは、それ以上弦が伸び無くなるようにすることです。
新しい弦はどうしても伸びてしまいますので、正確にチューニングす
る前に弦をある程度殺しておいた方が、狂いが少なくなります。)

わたしがこの方法で弦を巻始めてから見た目もまあまあ良くて、
なにより1,2弦が切れにくくなりました。

以前アルハンブラというスペイン製のギターに弦を張っていた時、
新品の弦にもかかわらず3弦がチューニングの度にすぐ切れて
しまう事がありました。私自身変則チューニングを多用することも原因でしょうが、よく見ると
ペグのポストの穴の切れ口が鋭角になっていて丁度弦の当たる部分が
まるで刃物に当たっているような状態でした。その事に気づいてから、ポスト穴をヤスリでなめらかにしてやると
ほとんど切れなくなりました。めでたしめでたし。

アコギのネック調整

ネックの状態にはほぼストレートなものと
・順反り(ネックが弓上に反っている状態)
・逆反り(順反りの反対で、ひらがなの「へ」の字のような状態)
・元起き(ネックとボディーのつなぎ目14Fくらいから反り上がった
状態)
などが有ります。

弦を張らない状態で、ストレートなネックでも弦を張るとやや
順反りになったり、逆反りのままだったりその症状は様々です。

昭

順反りは弦高が高くなり弾きにくいぞ。

冷静な嫁
冷静な嫁

逆反りは弦がフレットにあたり音詰まりになるわ。

弦の張力を考えて予め若干逆反りで作っているギターがある、と
いううわさを聞いたことが有りますが、私は今までそんなギター
にお目にかかった事はありません。

弦を張ってストレートのネックというのも割と少ないです。
ほとんどが大小の差はあれ順反りのギターが多いです。
またネックはストレートでもブリッジ付近が膨らんでしまった
ギターもたまに見かけます。

このネックの反りは、ある意味ギターの宿命でしょうねぇ。
なんせ6弦を張った状態で約75㎏の張力がかかっているのですから
そりゃ時間がたつと変形しますわ。

昭

75㎏だと!わしがぶら下がっとるのか!

しかしネックがあまりに反ってしまうと演奏もしにくいですし、
音にも悪影響を及ぼしますので、なんとか修正したいものです。

ここで私が今まで素人なりに行ったネックの修正方法
ご紹介します。

なおネックの元起きについては私もいろいろトライしてみましたが
ハッキリ言って素人には無理です。ネックのリセットからやらないと
治りません。ですのでここでは、順反りと逆反りの修正方法を
ご紹介します。

ネックが順反りしたギターの修正

(作業に入る前にトラスロッドは緩めておいてください。
トラスロッドのないものもありますが、たいてい市販の六角レンチ
で回ります。)

大抵これでまわりますが、マーチンのはペンチも使って回してました。

ヤマハは特殊なレンチを使います。2400円くらいします!

ネックのトラスロッドを回して反りを修正している人もいますが、
個人的には、ネックの木という素材に無理をさせているような気がして
余り回したことはないです。ほんの微調整に使うくらいです。

用意する工具類

  • クランプ2~3本
  • アルミの角パイプ(幅4~5cm長さ50cm位)
  • コルクボード
  • ゴム板
  • 230Wほどのライト
  • 布切れ
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クランプとアルミ角パイプ

ネックには右側のクランプを使います。

コルクとゴムの板を適当な大きさにカットして使用。

かなり高温になりますので取り扱い注意です。

①ネックの両端にコルク(またはゴム)を適当な厚さに置く。
クランプとアルミ角パイプでネックを挟み、両端を固定
したら、真ん中にもクランプを添えて締め付けていく。

このアルミ角パイプとネックの隙間に適当な厚みのコルクを挟みます。

②230Wのライトをネックに近づけ過ぎないように照射する。
(結構熱くなりますので、ネックに布などかぶせておいた方が
いいでしょう。ネックとライトの距離は十分気を付けないと
塗装を焦がしてしまう事が有ります。自己責任でお願いします。

③様子を見ながら、クランプを増し締めしたり、挟み込んだ
コルクの厚みを変えたり、ライトの位置を調節してください。

④2~3時間でいったんライトを消し、クランプもはずし
ネックの状態を確認、反りが治ったら作業を終えて、まだ反って
いるなら上記の作業を繰り返してみて下さい。

なお、ギターに直接触れるクランプの挟み込み部分にはゴム板や
コルクを添えておいた方が安心です。

逆反りのネック調整

逆反りの場合のゴムの位置

逆反りのネックの場合は、アルミ角パイプとネックの間に挟み込む
コルク(またはゴム)の位置を変えるだけです。
要するに挟み込むコルクを中央部だけにして両端のクランプを
締め付けていくという事です。

おわりに

以上が弦の張り方と、私がネックの反りを修正する時に行った方法です。
素人ですので必ずしも正しいやり方ではないかもしれませんが
この方法で、ほとんどの反りは修正できました。

ただご覧の皆さまに結果を保証するものではありませんし、
万が一作業においてギターに損傷ができたとしても責任は
負いかねます。あくまで自己責任にて作業してくださいね

今回はこの辺で

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