こんにちは
前回はコロナ禍の今の中国の航空券についてお話ししました。
今回は中国渡航に必要な準備と、条件等について説明します。
が、はじめに言っておきます、手続きも条件も準備するのは
大変ですよ!
仕方ありません、日本政府(外務省)は中国を感染症危険情報レベル3
に指定しています。
これは中国への渡航を中止勧告しているということです。
それでもやむを得ない事情により、どうしても渡航したいと
お考えの方は、ここからの説明を参考にしてください。
2以下になるまでは渡航しない方がいいように思います。
今は我慢してしばらく様子を見るべき時じゃないかなぁ。
感染症危険情報レベルが2に引き下げられました。これにより
渡航制限の状況もまた変化すると思われます。緩和措置等分かり
ましたら改めて情報更新していきます。
先に中国渡航前の準備の大まかな流れを書いておきます。
(*チケットは手配できているものとします。)
- ビザの取得在日本中国大使館日本人の場合、15日以内の滞在でもビザが必要です。
- 再入国審査受理書私の嫁のように日本人の配偶者で在留カードを持っている人などが対象となります。
- Wechatアプリで健康電子入力完了画面の提示渡航する人の健康状態に関する問診票のようなもの。Wechatアプリがなくてもできますが。
- PCR検査指定医療機関にて在日本中国大使館指定の医療機関で陰性の証明書をもらう。
- 渡航後14日間指定ホテルに隔離大連到着後、指定されたホテルに14日間監禁状態
- さらに7日間自宅待機滞在する自宅あるいはホテル等に7日間待機する。
- 帰国後14日間指定ホテルで待機日本に帰国後も14日間指定ホテルで待機する。
以上の各項目について詳しく説明していきます。
日本人の中国渡航にはビザが必要
2020年10月現在、日本人が中国へ渡航するにはビザが必要
となります。
中国へ渡航する際コロナ禍以前は、15日以内の滞在であればビザは
必要ありませんでした。
しかし、2020年3月中国政府の発表により、既にビザや居留許可証を
持っている人の入国が一時停止され、新たにビザの取得が必要と
なりました。
【中国外交部及び国家移民管理局の公告】
(上記は中国語サイトです。日本語に翻訳してお読みください。)
(在留カード)のビザに関しては現在調査中ですので、おいおい
追記します。
中国ビザの申請方法
中国のビザ申請およびビザ申請予約は2020年8月より
オンラインのみの取り扱いとなりました。
中国ビザ申請サービスセンターのサイトより予約、申請する必要が
あります。
中国ビザ申請サービスセンターのホームページ↓
ビザ申請サービスセンターは東京と大阪にあります。
ビザ申請が必要な人についても詳しく書いてありますので一度目を
通してください。
申請に必要な料金表はこちら(ビザ申請料金表)です。
再入国審査受理書について
私がこの記事を書き始めて以降に法務省の方針が変わりました。
在留カード所持者の「再入国審査受理書」は11月1日以降日本へ
再入国する場合は不要とりました。
詳しくはこちらで確認してください。↓
健康電子入力について
「健康電子入力」は大連、広州へ渡航する場合日本の空港で搭乗手続き
する際に提示を求められます。
嫁は独自の情報網で調べたら、「そんなの必要ない。」といってました。
在留中国人にはいらないと思うよ。
健康電子入力の記入方法
健康電子入力は中国版Lineアプリの「Wechat」で簡単にできます。
まずはお持ちのスマホに「Wechat」アプリをインストールして
ください。インストールして最初の画面の右上の̟⊕をクリック
プルダウンメニューの「QRコードのスキャン」をクリック
QRコードは日本航空のサイトにあります。↓
QRコードを読み込むと↓
こんな画面が表示されます。デフォルトでは英語表記ですが、
日本語にも対応してます。「健康状況申告書」をクリック↓
こんな画面がでますので記入していきます。
簡単な問診票のような感じ。
Wechatアプリがなくても先ほどの日本航空のサイトにアンドロイド用
iOS用のQRコードが用意されていますので確認してください。
健康状況声明書について
健康状況声明書は、乗継便を利用する際に必要です。
渡航前に在日本中国大使館に申請しておきます。
申請書の見本です。
ただし、
中国へ直行便で行く方には必要ありません。
PCR検査について
PCR検査と陰性証明書
2020年10月現在中国に限らず海外へ渡航するには必要です。
渡航先が中国の場合は、在日本中国大使館指定の医療機関が
発行する証明書が必要です。
上記の医療機関でのPCR検査が指定されています。
その他の大使館・総領事館の指定医療機関については
こちらを参照してください。
ビジネス以外PCR検査しない医療機関と料金
ここで注意して欲しいのが、
ビジネスによる渡航者だけにしか証明書を発行しない
医療機関があることです。
またPCR検査の費用ですが、各医療機関でまちまちでした。
下は3万5千円から上は5万円まで、かなり差がありますので
慎重に選んでください。
いつPCR検査を受けたらいいの?
PCR検査は渡航前5日以内に行い、陰性証明書は渡航する前
三日以内のものという規定があります。
分かりにくいので例を挙げときます。
・10日に指定医療機関でPCR検査を行い、
・12日に陰性証明書を受け取る。
・15日に搭乗手続き
上記のように検査を受ければOKです。
なお、陰性証明書の発行日数は各医療機関によって2~3日
と違いがありますので注意してください。
中国で14日+7日の待機
無事中国へ渡航できてもすぐに自由行動はできません。
到着した中国の空港での入国審査も大変厳格になってますので
審査終了まで3~4時間はかかるようです。
さらに入国審査を終えても
指定のホテルに14日間待機しなければなりません。
その後大連の場合は、7日間の自宅待機が必要です。
つまり中国(大連)に到着しても
21日間は自由がない。
ことになります。
(大連の例です。都市によって若干違う事があります。)
指定ホテルの料金は?
大連の場合ですが、14日間でおよそ10万円ほどかかります。
食事は朝・昼・夜の3食付きですが。
14日間も3食中華料理か?
どんなホテルかも分からないし、なんだか太りそう。
再び日本への帰国も大変
中国から日本へ帰国する際にも、
中国で指定医療機関のPCR検査が必要です。
さらに日本到着後、14日間指定のホテルで待機させられます。
(公共交通機関を利用しない場合は自宅に帰ることもできる。)
広島のおじさんが成田まで車で迎えに行くのか?
14日間の滞在費用を考えたらそれくらい我慢して。
ハイヤーを利用して希望の場所へ移動し待機することはできる。
日本帰国後の対応についてはこちら↓を参照してください。
まとめ
中国への渡航について2回に渡り書いてみました。
チケットを確保できたとしても、今中国へ渡航するのは本当に
大変です。
2020年10月現在、特段の事情がない限りしばらくは
中国への渡航は見送りした方がよさそうです。
せめて感染症危険情報レベル2になるまで待ちましょう。
でも早く家族に会いたい。
気持ちは分かるけど、もう少し我慢して。
そんな方には、海外渡航に関する情報をリアルタイムにお知らせ
してくれる「たびレジ」の利用登録をおすすめします。↓
上記サイトより最新の情報を入手し、さらに日本の法務省、外務省、
厚労省、航空会社、中国の大使館、在日本中国大使館などのサイト
をこまめにチェックしながら待つしかないようですねぇ。
最後に本記事の作成に当たって参照したサイトの一覧を
書いておきますので今後の渡航にお役立てください。
・法務省
・日本航空
「健康電子入力」が必要と書いてます。スマホで簡単に
できるので用意しておいた方が良いと思いますよ。